中平銘大刀の来歴について

1.はじめに
 4世紀後半の築造とされる奈良県天理市の東大寺山古墳から出土した国宝の長さ約110cmの鉄刀には、金象嵌で「中平▢年五月丙午造作文刀百練清剛上應星宿下辟不祥」の24文字(推定文字を含む)が入れられており、その意味は概ね、「中平▢年五月丙午の日、銘文を入れた刀を造った。百練鉄の刀であるから、天上では神様のお役に立つであろうし、下界では禍ごとを避けることができる。」と解釈されています。

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